『LION MEDIA』から『THE THOR』へ変更する場合の注意点をまとめてみました。

WordPressでサイト運営を始めてから、初のテーマ変更です。主に『LION MEDIA』、時々『LION BLOG』しか使ったことがなく、他のテーマのことはよくわかりません。

今回、実際テーマ変更という作業をしてみてわかったことを記事にまとめました。タイトルにもあるように、『LION MEDIA』から『THE THOR』への変更時に注意すべき点について書いています。ご参考ください。

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全体のデザインについて

当然のことながら、テーマ変更をした時点で、サイトのデザインが変更されます。

『LION MEDIA』や『LION BLOG』で設定していたサイトのメインカラーなどは、引き継ぐことができません。変更後は『THE THOR』のデフォルトデザインが反映されることになります。

 

こちらがデフォルトイメージ

 

デザインの設定は、一から全てを自分で設定していく方法、もしくはFITさんが提供してくれている「着せ替え機能」を使うかのどちらかになります。

 

着せ替え機能で設定出来るサイトイメージ

 

ロゴなどに設定した画像

『LION MEDIA』のカスタマイザーでは、画像を設定する項目が5ヶ所ありました。

  • 基本設定[LION用] 》サイトロゴ画像
  • AMP設定[LION用] 》AMP用ロゴ画像
  • SNS・OGP設定[LION用]》OGP画像
  • CTA設定[LION用] 》記事下CTAボックスの画像
  • サイト基本情報 》サイトアイコン(ファビコン)画像

これらのうち、画像が引き継がれるのは、WordPressの標準機能として備わっているサイトアイコン画像のみです。

残りの4ヶ所については、再設定が必要になります。

 

ウィジェット

ウィジェットについては、「利用できるウィジェット」の中にある[LION]と表記されているものはLIONテーマオリジナルのウィジェット([LION]人気記事、[LION]広告)になるので、引き継ぎはできません。

また、ウィジェット設置エリアもテーマによって異なります。そのため、THOR変更後、『LION MEDIA』で設置していたエリアとは異なるエリアに、ウィジェットが移動していることがわかりました。

詳細は関連記事を参考にしてください。

関連記事

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『LION MEDIA』カテゴリー・タグ関連

カテゴリーカラーの設定

『LION MEDIA』では、カテゴリー別にカラー設定が可能でした。もちろん、『THE THOR』でも同じ機能が備わっています。ただし、設定していたカラーをそのまま引き継ぐことはできないので、再設定が必要になります。

 

カテゴリ・タグのmeta descriptionの設定

『LION MEDIA』では、カテゴリやタグの説明文を登録している場合、カスタマイザーで表示の設定ができていました。

基本設定[LION用]》カテゴリー・タグ説明の表示設定

・meta descriptionで表示
・アーカイブページで表示
・両方で表示

1番目もしくは3番目に設定していると、自動的にmetaとして、説明文が吐き出される設定です。

 

『THE THOR』のカスタマイザーには、このような設定項目はありません。その代わりに、カテゴリー・タグ編集ページ各々にmeta descriptionの欄が設けられました。説明文をmetaとして出力したい場合は、1つ1つ設定していく必要があります。

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広告設定

広告設定[LION用]で設定したアドセンス等の広告タグは、THORには引き継がれませんので、テーマ変更後、再設定が必要です。

記事内広告

LIONテーマでは、記事内広告を設置する場合、ショートコード[adchord]を任意の場所に挿入していましたね。

『THE THOR』にも同じように、ショートコードを任意の場所へ挿入することで記事内広告を表示する機能が備わっています。

ただし、ショートコードが[adchord]から[adcode]に変更されているため、[adchord]を挿入しているすべての記事において、書き換え作業が必要になります。

プラグインを使えば簡単に書き換えられます。

こちらの記事をご参考ください。

 ショートコードの置き換えにSearch Regexプラグイン

 

また、THORの新しい機能として「最初のhタグの手前に記事内広告を表示する」という設定があります。この設定をONにすれば、自動的に最初の見出し上に広告が表示されます。便利ですよね。

この機能を使いたい!って思われた方、もう一つ作業が増えます

それは、最初のhタグ前に[adchord]を入れてたりしていますよね? それを削除しておく必要があります。

削除しないで放っておくとこうなります。

 

そうなんです。[adcode]に書き換えたショートコードから発生する広告と自動挿入される広告の両方が表示されるのです。2つもいらないですよね。

 

アーカイブインフィード広告

アーカイブインフィード広告については、デザインが変更になるので、アドセンスで広告タグの再取得をする必要があります。

 

アーカイブのデザインは3種類・ワイドレイアウト(PC版/スマホ版)

・カードレイアウト(PC版)

・ノーマルレイアウト(PC版/スマホ版)

イメージとしては、カードレイアウトは『LION MEDIA』風。ワイドとノーマルは『LION BLOG』風。PC版、スマホ版とそれぞれに設定するエリアがあります。自分が設定するデザインに合わせて取得しましょう

 

その他

アクセス解析設定

アクセス解析のために設定していたアナリティクスサーチコンソールのIDも引き継がれないので、再入力が必要です。

 

高度な設定

スタイルシートの読み込みや、JavaScriptの読み込みに使用するための項目ですが、こちらも引き継がれません。

『THE THOR』のバージョン1.2.0からの追加機能ですので、1.1.0を使っている場合はバージョンアップが必要です。

 

追加CSS

独自スタイルを設定する場合に使用しますが、当然ながら引き継ぎはできません。追加したCSSを引き続き使用したい場合は、テーマ変更後に追加する必要があります。

 

閲覧数

『LION MEDIA』では、ページビュー数を取得し、投稿一覧に表示されるカスタマイズが施されていました。『THE THOR』にも同じ機能が備わっていますが、『LION MEDIA』で取得した閲覧数を引き継ぐことはできません。

どうしても引き継ぎたいという場合は、データベースを操作するという裏技があります。初心者がデータベースを触るってことは、WordPressが動かなくなる可能性もあるので、バックアップを取り慎重に行う必要があります。

(参考)プラグイン

『THE THOR』には、プラグイン不要で対応できる様々な機能が搭載されています。そのため、機能的に重なってしまうプラグインについては、使う必要がなくなる可能性があります。使用のするかの判断は、自己責任で行って下さいね。

 

実際に私が使っていたプラグインを一例に紹介します。

Shortcodes Ultimate

投稿のビジュアルエディタを拡張するプラグインです。ボタンやタブなど様々なデザイン装飾をショートコードにして挿入することができます。

このプラグインを入れたものの、種類が多すぎて「ボタン」ぐらいしか使っていなかったので、今後使わないことにしました。

 

Pz-LinkCard

リンクをカード風に表示できるプラグインです。THORにはブログカード機能が搭載されているので、使用しないことに。

このプラグインを使用した場合、リンクカードを表示するのに[brogcard url=”https://~”](初期設定のまま使用の場合)というショートコードが挿入されていました。これも変更が必要になります。

THORの場合は、内部リンクは[sitecard subtitle=関連記事 url= ]、外部リンクは[brogcard url= ]となるため、内部と外部を区別する必要があります。内部と外部URLを誤ると不具合が起るようなので、正しく設定する必要があるようです。

関連記事 ショートコードの置き換えにSearch Regexプラグイン

 

Autoptimize

HTML、CSS、JavaScriptを圧縮するプラグイン。圧縮することでサイトスピードが早くなるとか・・・。THORにSEO機能として搭載されているので使用しないことに。

 

PS Auto Sitemap

Google(サーチコンソール)に送るサイトマップではなく、サイト訪問者が一覧できるサイトマップ(記事一覧)を自動で作成するプラグイン。THORに機能があるので使用しないことに。

 

TinyMCE Advanced

初心者なら入れておけ!とすすめられるビジュアルエディタ拡張機能プラグイン。THORのビジュアルエディタの機能だけで私は十分なので、使用しないことに。

 

あくまでも私個人的な判断です。

 

 

新しいテーマを使うっていうのは、ワクワク、ドキドキ、心も踊りますが、それだけでは終わらないんだなぁって、とても勉強になりました。それに、発売されたばかりのテーマって、やっぱり動作が不安定であったり、不具合があったりするんだってこともわかりました。

これから『THE THOR』を使おうかなぁって思っている方の参考になればと思い、まとめてみました。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 
公式サイトはこちら

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