エックスサーバーに用意されているWordPressの簡単インストール機能。
初心者でも手順にどおりに進めるだけで、簡単にインストールができるので、とても便利です。それに、インストールと同時に、使用するデータベースまで自動で作ってくれちゃいます。
でも、ちょっと待って!!
1つのサイト運営だけを続けていくのであればその方法でOKなんですが、複数サイト運営になると少しやっかいなことに・・・。
1つサイトを増やすたびに、簡単インストール機能を使って全部おまかせにしてしまうと、[アカウント名]_wp1、[アカウント名]_wp2、[アカウント名]_wp3 というようなデータベース名が付けられてしまいます。
これがどうしてやっかいなのかというと、パッと見ただけでは、どのサイトのデータベースか分かりづらいですよね。
でも、こんなに便利な簡単インストール機能を使わないのはもったいない。
それは、インストールする前に、好きな名前のデータベースを作っておくこと!
ただそれだけです。
バックアップを取ったり、複数のサイト運営やサーバーを移転する可能性など、先々のことも考えて、わかりやすいデータベース名にしておく方が、安全に作業ができるので安心です。
事前にデーターベースを作っていても、ちゃんと簡単インストール機能は使えるので安心してください。
では、エックスサーバーでデーターベースを作る方法をご紹介しますね。
データベースを作成する
エックスサーバー
1.サーバーパネルにログイン
エックスサーバーのサイトにアクセスし、ログイン > サーバーパネル をクリックします。
次に、「サーバーID」と「サーバーパスワード」を入力し、ログインをクリックします。
2.MySQLの追加
サーバーパネルが開いたら、データベース > MySQL設定 をクリックします。
設定画面が開いたら「MySQL追加」タブをクリックし、「MySQLデータベース名」と「文字コード」の入力ができたら、「MySQLの追加(確認)」をクリックします。文字コードは「UTF-8」の設定でOKです。
確認画面が表示されます。OKであれば「MySQLデータベースの追加(確定)」をクリックします。
「MySQLデータベースの追加を完了しました。」と表示されたら「戻る」をクリックします。
3.MySQLユーザーを追加する
MySQL設定画面が開いたら「MySQLユーザー追加」タブをクリックし、「MySQLユーザーID」「パスワード」「パスワードの確認」を入力します。終われば「MySQLユーザーの追加(確認)」ボタンをクリックします。
ここで設定したパスワードは、簡単インストール時に使用するので控えておいてください。
「MySQLユーザーを追加しますか?」と表示されるのでOKであれば、「MySQLユーザーの追加(確定)」ボタンをクリックします。
4.データベースとユーザーの紐づけ
MySQLの設定 > MySQL一覧 を表示します。
先ほど、作ったデータベースが表示されていると思います。でも「アクセス権所有ユーザー」欄が「ユーザーはいません」になっているので、まだデータベースを使うことができません。
データーベースにユーザーを追加する
「アクセス権未所有ユーザー」のプルダウンから作成したユーザーを選択し、その下の「追加」ボタンを押します。
「MySQLデータベースへのアクセス権の追加を完了しました。」というメッセージが表示されたら、「戻る」ボタンを押して一覧を見てみましょう。データベースにユーザーが紐づけされました。
以上で、簡単インストール前の準備は終わりです。
少し手間はかかりますが、この先に起こるかもしれない手間に比べるとはるかに楽です。これからWordPressを始めるかたも、参考にしてくださいね。