WordPressを始めるために、必要なのが「レンタルサーバー」と「ドメイン」です。取得がまだの方は、こちらの記事(WordPress導入のための準備【サーバーとドメイン選び】)を参考にしてくださいね。
まず、「ドメイン」は取得しただけでは、使うことができません。
たとえば、お名前.comで取得したばかりのドメインを、ブラウザーのアドレスバーに入力すると、下のようなページが表示されます。
当たり前の話ですが、まだ何も設定もしていないので、「このドメインはお名前.comで取得されていますよ」という情報しか出てきません。
では、エックスサーバーでお名前.comのドメインを使えるようにするにはどうすればよいのでしょうか?
それには、2つの設定が必要になります。
- ドメイン側でネームサーバーの設定をする(お名前.com)
- サーバー側でドメインを追加をする(エックスサーバー)
うわぁ~、なんか難しいなぁ。
おばちゃんは「ネームサーバー」って言葉、聞いたことないし・・・。
ネームサーバーを簡単に説明すると、ドメインをサーバーの場所に結び付ける機能のことをいいます。
お互いが認識し合えば使えるようになるのです。
サーバー側、ドメイン側、どちらから始めても設定することができますが、オススメはドメイン側からです。ネームサーバーを先に設定しておくことで、エックスサーバーでのSSL化設定がスムーズに行えます。
お名前.comでネームサーバーの設定をする
1.お名前.comにログイン
「お名前.com 」のサイトへアクセスします。メニューバーの左上にある「お名前.com Navi ログイン」をクリックします。
ログインフォームが表示されたら「お名前ID(会員ID)」と「パスワード」を入力します。
ログイン後、「ドメインの契約更新」ページが表示されます。まずは、ネームサーバーの設定を行いたいので、メニューから「ドメイン一覧」をクリックします。
「このサイトを離れますか?」というメッセージが表示されますが、無視して大丈夫なので、「このページを離れる」をクリックします。(Google Chromeの場合)
2.ネームサーバーの設定
先ほどのの「ドメイン一覧」をクリックすると、取得したドメインの一覧ページが表示されます。設定したいドメイン名をクリック。
次に、対象ドメインの詳細ページが表示されます。「対象ドメイン」「ドメイン詳細」「ネームサーバー情報」と順に並んでいるので、「ネームサーバーの情報」を確認しましょう。初期値には、お名前.comのネームサーバーが設定されているので、こちらを変更していきます。「変更する」ボタンをクリック。
「ネームサーバーの変更」が表示されたら、変更したいドメイン名と他のネームサーバーを利用にチェックを入れます。
ネームサーバー情報を入力するフォームが展開されるので、1~5を入力していきます。
エックスサーバーの「ネームサーバー」は5つ。
ns1.xserver.jp
ns2.xserver.jp
ns3.xserver.jp
ns4.xserver.jp
ns5.xserver.jp
これらすべてを入力し終わったら、「確認画面へ進む」ボタンをクリックします。
ちょっと待って!
その情報はどこに書いてあるの?
って思いますよね。
この情報は、エックスサーバーのサーバー情報に書かれています。
サーバーパネル > サーバー情報 をクリックすると「ネームサーバー」の情報が表示されます。
3.ネームサーバー設定を確認する
対象ドメインとネームサーバー情報が間違っていないか確認し、OKであれば「設定する」をクリックしましょう。
お手続き中からネームサーバー変更完了ページに変われば終了です。
エックスサーバーでドメインの追加設定をする
1. サーバーパネルにログイン
エックスサーバー のサイトにアクセスします。メニューバーの一番左「ログイン」にマウスポインタを合わせ、「サーバーパネル」をクリックします。
ログインフォームが表示されるので、「サーバーID」と「サーバーパネルパスワード」を入力します。
2.ドメインの追加設定する
サーバーパネルが表示されたら、ドメイン > ドメイン設定をクリックします。
ドメイン設定が表示されたら、「ドメイン設定の追加」タブをクリック。ドメイン名の入力が終わったら「確認画面へ進む」をクリックします。
ドメイン名
取得したドメインを入力。「.com」の部分まで必ず入力してください。(例:kohamama.com )
無料独自SSLを利用する
SSLを簡単に説明すると、サイトデータを暗号化してやりとりすることをいいます。そのままでOK。
お名前.com側でネームサーバーの設定を行っていない場合は、ドメイン設定完了ページで「無料独自SSLの設定に失敗しました」と表示されます。(後から設定可)
高速化・アクセス数拡張機能「Xアクセラレータ」を有効にする
Webサイトを高速・安定化させるための機能です。推奨なので、そのままでOK。後で変更することも可能。
3.追加したドメインを確認する
「以下のドメイン設定を追加しますか?」という確認画面が表示されるので、OKであれば、「追加する」をクリックします。
ネームサーバーの変更が行われていない場合、「ネームサーバーがエックスサーバー指定のものになっていません」というメッセージが表示されます。
メッセージを無視して追加すると、完了ページで「無料SSLの設定に失敗しました」と表示されますが、再度「SSL設定」から設定することが可能なので、心配ありません。
4.設定完了画面
「ドメイン設定の追加を完了しました」と表示されたら作業は完了です。
サイトにアクセスしてみる
設定したドメインにアクセスしてみましょう。すると、次のようなページが表示されます。
まだ、WordPressのインストールなどを行っていないので、このようなページが表示されます。お名前.comからエックスサーバーへの切り替えうまくいくと、エックスサーバーのページが表示されます。
SSL化の設定について
ドメイン追加時にSSL化設定も一緒に行いましたが、WordPressをインストールした後に、別の設定が必要になります。
それは、サイトアドレスをhttpからhttpsに変更する設定です。記事などを投稿した後では、記事のURLや画像のURLなどを変更する手間が発生するので、インストール直後にやっておくのがベストです。
SSL化についてはこちらの記事で紹介していますのでご参考ください。
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