こんにちは、こはるです。
表計算ソフトとして有名な「Excel(エクセル)」ですが、実は、画像を編集したり加工をするのに役立つソフトだってことを、ご存知でしょうか?
ちなみに、こはるは、イラストレーターやフォトショップなどの画像編集ソフトは持っていませんし、使い方もわかりません。
エクセルだって簡単な表を作るぐらいしかできません。関数だってさっぱりわかりません。
そんな 私でも、「Excel」と「ペイント」を使うだけで、
簡単にアイキャッチ画像が作れてしまいました。これホントです!!
今まで「アイキャッチ画像なんて作ってこなかったわ~」という方も、この記事を機会に作ってみてはいかがでしょうか?
この記事を読み終えたあとには、
「Excel」と「ペイント」を使って「アイキャッチ画像」を作れる方法
を手に入れることができますよ。
まずは、簡単に手順を見てみましょう。
「Excel」と「ペイント」でアイキャッチ画像を作る手順
- Excel に画像を取り込む
- 画像を編集する(文字をのせる)
- 編集した画像をコピーする
- ペイントに貼り付ける
- ペイントで整える
- ペイントで保存する
手順は以上です。
それでは、詳しく解説していきますね。
作業をはじめるときは、エクセルとペイントを起動しておいてくださいね。
Excel を使って画像編集をする
こはるが使っているExcel は「2010」です。古くてすいません。
Excel2019を使ったアイキャッチ画像の作り方はコチラ!
この記事では、イラストレーターやフォトショップなどの画像編集ソフトがなくてもExcel」と「ペイント」だけで、アイキャッ…
まずは、Excel を使って画像の編集や文字をのせる作業を行っていきます。
Excel に画像を取り込む
エクセルに画像を取り込むには、挿入 > 図 をクリックします。
フォルダが開くので、エクセルに取り込みたい画像を選択し「挿入」をクリックします。
画像を取り込んだイメージ
エクセルに取り込まれた画像が「ちょっと大きくて作業しづらいなぁ」って感じるときは、画像の四隅にある○にマウスをあわせてドラッグすると「縮小」「拡大」ができます。
縮小しすぎると、ペイントに貼り付けたときにサイズが小さくなり過ぎてしまうので注意してくださいね。(何回かやっていくうちに、自分が使いやすいサイズがわかってきます。)
画像に文字をのせる
次は、画像の上に文字をのせていきたいと思います。
挿入 > ワードアート▼ をクリックします。
文字の装飾イメージの一覧が表示されるので、お好みのデザインを選んでクリックします。
ワードアートの種類
「ここに文字を入力」という文字が画像上に表示されます。
表示されている文字は、全選択の状態になっているので、任意の文字を打ち込むと「ここに文字を入力」が上書きされます。
「ここに文字を入力」と表示されている箇所や、画面の他の箇所を触ってしまった場合は、「ここに文字を入力」という文字が残ってしまいます。つまり、任意の文字を入力しても先ほどのように上書きされないので、一旦「Deleteキー」で消してから入力し直す必要があります。
「こ」と「こ」の間をクリックしてしまった例
「こ」と「こ」の間にカーソルがありますよね。任意の文字を入力するとカーソルの位置に文字が挿入されます。→「こ 昼寝 こに文字を入力」
では、例として「昼寝が大人にも必要な理由」と入力してみました。
自動で挿入された位置なので、ちょっとイマイチだし文字も読みにくいので、さらに編集していきます。
文字の背景に図形を配置する
文字が読みにくいので、文字が目立つように、文字の背景に「帯状の図形」を配置してみたいと思います。
挿入 > 図形▼ > 四角形 を選びます。
マウスのカーソルが「+」に変わったら、画像の横幅に合うように四角を描きます。ちょっとはみ出るぐらいでかまいません。図形が配置されると、自動的に色が付けられます。
先ほど入力した文字と図形の色が同系色になってしまいました。
このまま文字をのせると見にくいので、図形の色を変更していきたいと思います。
図形を編集する
図形の編集には、描画ツールと右クリックの「図形の書式設定」を使います。
描画ツール
図形を選択していると、メニュータブに表示されます。
「図形の塗りつぶし」・・・図形の背景色を編集することができます。
「図形の枠線」・・・枠線の編集が行なえます。
「図形の効果」・・・影を付けたり、立体的見せたりといった効果を追加することができます。
それでは、先ほどの図形を「背景色:オレンジ色」「枠線:なし」に変更したいと思います。
描画ツールで、図形の塗りつぶし▼をクリックして色を選びます。次に、図形の枠線▼で「線なし」を選びます。
変更後の画像です。図形がオレンジ色に変わりました。
ベタ塗りの状態なので、後ろの画像が見えないのはもったいないですよね。
色も少し濃いめなので、今度は、図形を透過させたいと思います。
図形を透過する
透過するには、右クリック > 図形の書式設定 を選びます。
「透過性(T):」と表示されている横のバーを動かすことで、透過の調整を行うことができます。
透過性を「37%」に設定してみたのが下の画像です。先ほどのベタ塗りと比べると少し印象が変わりましたね。
次は、文字を図形の上に移動させたいと思います。
文字を移動させる
文字を移動させるには、まず文字の部分をクリックします。
クリックすると文字を囲む枠が出てきます。この枠にカーソルを合わせドラッグすると移動することができます。
図形に文字を移動させると、文字の色が変わってしまいました。
これは、時系列にアイテムが表示されているためです。まず文字を入力し、その後に図形を作ったので、図形が最前面に表示されています。
この問題を解決するには、描画ツールの 前面へ移動▼ > 最前面へ移動 をクリックします。
文字が最前面に表示されました。
グループ化する
図形の上に文字を移動することもできました。
「でも、しっくりこないなぁ・・・。やっぱり文字の配置を別の位置にしようかなぁ・・・。」
そう考えたときに、バランスよく配置した文字と図形・・・バラバラに動かすのは嫌ですよね。
そんなときは、グループ化を利用しましょう。グループ化をしておけば、バランスを崩すことなく2つ同時に移動することが可能です。
「shiftキー」を押しながら文字と図形をクリックします。これで、文字と図形の両方が選択された状態になります。
次に、描画ツールのグループ化をクリックします。すると2つが1つの図として扱われます。
グループ化前は、オレンジの図形をぴったり囲むように枠線が表示されていましたが、グループ化後は、図形の外側に枠線が表示されています。
この外側の枠線をドラッグすれば、2つ同時に移動ができます。
すべてをコピーする
すべての作業が終わったら、コピーをします。
shiftキーを押しながら「画像」と「文字グループ」をクリックしてコピーをしてください。
もしくは、すべて(「画像」「文字グループ」)をさらにグループ化してからコピーしてもかまいません。
これで「画像」「文字」「図形」の全部を選択した状態になりました。
次は、いよいよペイントの登場です。
ペイントを使って保存する
ペイントでは、貼り付けた画像の最後の調整を行います。
画像を貼り付ける
先ほど、エクセルでコピーした画像を貼り付けます。
貼り付けたのが下の画像です。貼り付け直後は、左端に余白が見えるので、画像をドラッグして移動させ、余白が見えないように処理します。
位置調整
ドラッグして画像を移動させたら、右側や下に余白が増えたりします。
その場合は、キャンバスの端にある○印の部分にカーソルをあわせ、移動させることで調整することができます。
サイズ変更
画像のサイズが大きいと感じる場合や、自分のブログサイズに合わせたいときは、サイズ変更で調整することができます。
ホーム > サイズ変更 をクリック。
サイズ変更のウィンドウが出てきたら、「単位(B):」の「パーセント」もしくは「ピクセル」を選びます。水平方向もしくは垂直方向の数値を変えれば、サイズ変更は終了です。
保存する
最後は必ず、忘れず保存!
保存は、ファイル > 名前を付けて保存 をクリックし、保存したい形式を選びます。
あとは、名前を付けて保存! はい、これで完成です! お疲れさまでした!
完成したアイキャッチ画像
このような流れで、アイキャッチ画像を作ることができるのです。
本当に「エクセル」と「ペイント」だけでアイキャッチ画像を作ることができましたね。
あとがき
どうでしたか? 少し難しかったでしょうか?
操作に慣れるまでは、完成まで少し時間がかかりますが、数をこなしていくうちに感覚もつかめ、慣れてくるので早く作れるようになります。
何よりもお金がかからない! 節約できます!
ここで紹介したExcel の機能は、ほんの一部です。画像編集に使える機能は、まだまだ、たくさんあります。
たとえば、「文字の効果」を使えばアーチ型に配置できたり、回転させてみたり・・・。画像も傾けたり、立体的にしたり、アート風にしたりと機能が盛りだくさんです。
ちなみに、このページで使用している画像は、みなさんに紹介した方法を駆使して、必死に作っています(笑)
みなさんも、いろいろな機能を利用して、素敵なアイキャッチ画像を作ってみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
こはる でした。