DIYで作ったダンボール滑り台

DIYしたダンボール滑り台

まず、はじめに。

時間と手間を考えれば、買った方が断然安いです。モノづくりが大好きな方以外にはオススメできません。

DIYしたダンボールすべり台・完成!

気が向いたときにコツコツと作っていたダンボールの滑り台が完成!

DIYしたダンボール滑り台

構想から約2年です。長すぎっ!(本来ならそんなにかかりませんので)

普通ならあきらめて、市販のものを買っちゃいますね。完成までの道のりが険しく、何度も挫折を繰り返したため、こんなにかかってしまいました。愛しの一品です。

 

参考書

滑り台を作るとき参考にしたのがこの本「パパママつくって!かわいい段ボール家具」です。図書館でお借りしました。

パパママつくって!かわいい段ボール家具 (生活実用シリーズ)

かわいいダンボール家具

作者:石倉 ヒロユキ

出版社:日本放送出版協会

発売日: 2006-11

 

表紙にあるようなかわいいキッチンなんかも作れます。娘だったら絶対作ってたわ

その他、机やイス、本棚、テントなどの作り方載っていました。

 

用意するもの

段ボール

これがなきゃ始まりません。集めるところから始めましょう。スーパーやホームセンターなどで、もらえるかどうか確認してみましょう。

すべり台を作るのに必要な枚数は?

目安として、幅53cm×高さ28cm×奥行36cmの段ボール箱18枚。厚さ約5mmのもの(引越し用やみかん箱でよく使われている)。

あくまでも目安なので、どんなサイズでもOK! 枚数は多い方がよい。失敗したときや、カットする時に床を傷つけないように敷いて使ったりもできます。

ちなみに、アカチャンホンポで購入した「moonyテープタイプMサイズ」の箱のサイズは、幅43cm×高さ32cm×奥行29cmでした。

ムーニーMの段ボール

 

  • ぬれたり、反っているものは避ける。
  • 野菜などの生ものが入っていた箱はよく乾かしておく。
  • かわいい印刷、おしゃれな印刷のものはオモテ面用に使えます。

 

作業用手袋

作業するときや、段ボールをカットするときのケガ防止のために使います。滑り止めのゴムが付いているものがオススメです。

 

笑顔のママ

段ボールの端は、意外に鋭く、紙のように手が切れます。

貼り重ねた段ボールは重くなります。

しっかりと持つためにも、滑り止めが付いている方がいいですよ。

カッターナイフ

大型刃」のものがオススメ。

カッターナイフ

作業範囲が広いので、しっかりと握れる方が安定します。何度かカットすると切れ味が悪くなるので替え刃も用意しておいてくださいね。刃折り処理器(刃を差し込んで折ることができ、折った刃はそのまま処理器の中に保管できる。)なんかもあると便利です。

 

木工用ボンド

大量に使うので、大きめがオススメ。ホルムアルデヒドの放射量規制認定マーク「F★★★★」が表示されているものを選びましょう。ホームセンターで手に入ります。

 

木工用ボンド1kg入り

 

普通のママ

最初に750g入りを購入。

結局足りなくて、1kg入りを追加で購入しました。

ボンド用ヘラもあると、ボンドをのばすときに便利です。

100均でも購入できます。

 

定規・メジャー

定規は線を引くのに使います。メジャーは長さを測るのに使います。

本には、1mくらいの直定規、長辺30cm以上の三角定規を使う方がよいと書いてありました。どっちも、めったに使わないから買えない・・・

30cmの定規だと使いづらかったので、100均で50cmの定規を買い足し、直角は、厚紙など代わりになりそうなものを探して代用しました。

 

その他

チラシ:組み立てるときに使うチラシ釘を作るのに必要です。

目打ち:チラシ釘を差し込む穴を作るのに使います。

新聞紙:ボンドを使うときに、床につかないように敷きました。

重し:厚めの本など。段ボールを貼り合わせるときに、接着面に隙間ができないように重しをします。(資源ごみに出そうとしていた雑誌を使いました。)

テープ:完成したすべり台のフチに貼り付けました。本には、フチは鋭いので「ヤスリでこする」と書いてあったのですが、面倒だったので、100均で売っていたカワイイ柄のダクトテープを貼ってみました。1巻5mで3巻くらい使いました。

広いスペース:使ってない部屋などがあるとベストですね。ボンドが乾くまで置きっぱなしになります。

 

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完成までの流れ

段ボールの下処理

テープやホッチキスなどを取り除く。重ね貼りしている隅の部分を切り開いて、のりしろ部分をはがしておく。

パネルづくり

すべり台のサイズは、本体部分だけで幅135cm、高さ60cmあります。このサイズに合うように、段ボールをはぎ合わせて大きなパネルを作ります。また、強度を補うため段ボールを重ね貼り(1枚厚さ5mm)し、厚さ3cmのパネルにします。

滑り台寸法

 

接着してから、すぐにカッティングすると、カッターに接着剤がついてしまい、切れ味が悪くなってしまいます。そのため、乾くまでしばらく置いておきます。晴れている日なら12時間ぐらい。季節や天気によって乾き具合が異なってくるので、そこは調整が必要です。

 

パネルに寸法図を書き写す

本に寸法図が書いてあるので、それを見ながらパネルに書き写していきます。ここで、きちんと寸法図を書ければ、キレイに完成します。

 

ため息のママ

直角に線を引いたり、

長い直線を引いたりって意外に難しいんです。ひと苦労です。

 

パネルを切り出す

本に書いてあったコツは、「刃を3cmほど出して、同じ線を何度も引くように少しずつ切る。」「切れ味が鈍ったら、新しい刃に替える」。

書かれていた通りにやってみましたが、そう簡単にはいきません。表面はスーッと切れます。でも、深く深く、奥に入っていくと、刃が挟まって進まなくなります。そうすると、今度はチカラが入ってきます。手も痛くなってきます。そして、作業が進まなくなって、イライラ・・・。休戦状態に入ります。

 

組み立てる

切り出したパネルを組み立てていきます。完成形が見えてくるので楽しい作業です。組み立てが終わったら、大人が乗ってみて強度を確かめておきます。

 

仕上げ

おもて面用の段ボールを貼り付けます。カワイイ柄の段ボールを貼り付けてもいいですし、柄のない面を貼り付けてもOKです。手を切らないように、段ボールのフチにダクトテープを貼り付けました。

おもて面は、落書きをしたり、シールを貼ったり、子どもが自由に使えるように、柄なしにしてみました。

 

完成

すべったり、登ったり、飛び跳ねたり、子供は大喜び!

子どもと滑り台

すべり台を倒して、机の代わりに使ってみたり。いろいろと楽しんでいました。

 

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完成までの道のり

子どもの月齢が小さいときって、買い物へ行くにしても、ベビーカーを押しながら、抱っこをしながらなので、重い荷物や大きな荷物を運ぶのはもう大変。それに、免疫力も低いので、頻繁に外に連れ出して病気にかかっても困ってしまうので、ネット通販をよく利用していました。

そうすると、増えてきますよね、段ボール。ただ捨てるだけだともったいないから、何かに使えないか・・・。そう思ってネットで検索しているうちに、段ボール家具にたどり着きました。

 

ある程度、段ボールが集まったところで作業を開始。しかし、育児や家事の合間にする作業なので、なかなか集中してできず、少し貼り付けては放置、少し貼り付けては放置を繰り返していました。

そうしているうちに、とうとう育休も終わってしまい、仕事に復帰。まったく時間がなくなる。

使っていない部屋で作業をしていたので、そのまま放置状態に・・・。

 

しかし、子どもが3歳になるまでには、何とか完成させたい。そうしないと使うことが無くなってしまいそうだ。そう思い、少しずつ作業再開。

そして、仕事を退職することになったので、ようやく完成!

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